専門知識無しで高反応のフェイスブック広告画像を作成する方法
どうも、岩崎です。
「Facebook広告では画像が大切」といろんなところで言われています。
広告に使う画像となると、マーケティング必要とか、テクニカルなWeb制作スキルが必要だと思うかもしれません。
さらに、画像のサイズやテキストの文字数など多くの疑問が生じます。こういった部分でつまづく人が意外と多いんですよね。
なので今回は、Facebook広告で使用する画像のサイズやテキストの割合について解説します。
さらには反応が高まる広告画像の作り方も公開しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Facebook広告における画像の重要性
今や基本のSNSとなったFacebook。
毎日のようにFacebookに触れていると思います。
Facebookに触れる頻度が増す分、当然Facebook広告を目にする機会も増えますね。
スマートフォンを片手に、何気なくFacebookを見ていると、
「お、これ勉強になりそう」
と反応し、タップして外部のページに飛んで何かの申し込みや登録をした人は少なくはないでしょう。
この時、なぜ反応してしまったのでしょうか?
恐らく以下のように理由だと思います。
・画像が目に留まった
・画像の文言に惹かれた
・画像の雰囲気でなんか良さそうだったから
もちろん、広告文やテキストをしっかり読んで、自分のためになる情報だと判断する方もいると思います。
でも、まず目に入ってくるのは広告の画像(これをクリエイティブと言います)ですよね。
画像を認識した後に、「さて読んでみるか」という順番で行動していくわけです。
何が言いたいかというと・・・
写真なしで、Facebook広告で成果を出すのは難しいってことです。
Facebook広告の基本構造
画像の重要性を感じてもらうためにも、ここでFacebook広告の基本構造の話をしようと思います。
Facebook広告の基本的な構造は以下のようになっています。

リスティング広告を運用した事があれば、言葉を聞いただけで何となく推測ができるかと思います。
しかし、この記事はFacebook広告のみならず、Web広告初心者の方にも簡単に理解できるように書いているのでそれぞれの役割を説明します。
キャンペーン企画やプロジェクト名などの基準となる部分広告セットオーディエンス、予算、配信スケジュールなどで管理できる(オススメはターゲットごとに分ける)広告 画像や広告文などのユーザーに直接見える部分であり、飛び先のURL指定もここで行う
ここでお分かりいただけると思いますが。
ここでお分かり頂けるかと思いますが、画像が含まれるのは「広告」の部分ですよね。
Facebookユーザーの目に直接触れるのはこの「広告」の部分になります。
だから、結局この「広告」の部分が非常に大切なんです。
後述しますが、成果を上げるために広告のテストを行う際にも、まず改善するのはこの「広告」の部分になります。
その中でも画像の改善のプライオリティは高いのです。
Facebook広告での画像の表示形式
こちらが実際にユーザに表示される形式です。
(パソコンの場合)

(スマートフォンの場合)

いかがですか?
今、広告を目にした時に、やはり画像に目がいきますよね。
上記のようなイメージで個人のニュースフィールドに広告が表示します。
画像の役割
ここでは、Facebook広告における画像の役割について見ていきます。
画像の1番大切な役割は、ズバリ
ユーザーに目を留めてもらうこと
です。
まずは、左脳的に攻めるよりも右脳的に攻めることが大事です。
しかし、だからといって過激すぎる画像を使用すると、Facebookのガイドラインに反してしまうので注意は必要です。
あくまでも、自身のビジネスに合わせた範囲内での表現に留めておいて下さい。
まずFacebook広告ガイドラインを1度確認しておきましょう。
Facebook広告の画像サイズは|FB広告画像の基本
「Facebook広告に配信する画像のサイズは?」
という質問は、実際私もよく受けますし、ネットを見ていても、
画像サイズに関して疑問を持っている人が多いです。
ここではFacebook広告で出稿する画像のサイズや、その他知っておいて欲しい基本事項をまとめていきます。
Facebook画像サイズ
正直言うと、画像サイズはそこまでシビアにならなくても大丈夫です。
無料の画像サイトからダウンロードしたり、Keynoteやパワーポイントで作れば、そこまでずれた画像サイズにはなりませんからね。
ここで画像の作り方も紹介しますので、安心してください。
ここでは基本事項を説明しますね。

Facebook広告で使用する画像推奨の画像サイズは、1200×628ピクセルです。
なので画像を自分で作る際には、サイズの設定は上記サイズで合わせてください。
Facebookの画像に含まれるテキスト
これも多くの人が持つ悩みですよね。
広告画像内に含まれるテキストが多いと、正常に広告が配信されないという場合があります。
具体的に言うと、画像に対してテキスト量が全体の20%を上回っていると正常に配信れない可能性があります。
なので、画像の内のテキスト割合はしっかりチェックをしましょう。
画像の選ぶ際の注意点
簡単にFacebook広告の画像を選定する際の2つの注意点をまとめます。
・クリックをあからさまに促すような画像
・数字表現が過剰な画像
広告を正常に運用したいのであれば、上記の2点は攻略しておきましょう。
要は、「大げさな表現はできるだけ控えましょう」ということですね。
がめつくなって事です(笑)。
Facebook広告の画像で反応を上げる5つのポイント
Facebook広告における画像の大切さはお分かりいただけたかと思います。
では、広告の反応率をどのように上げていけばいいのでしょうか?
もちろん画像が重要なのですが、
実は画像には正解は無いんです。
なので「テストが大切です」という話になるんですね。どの画像が正解なのかをユーザーに選んでもらうんですね。
とはいえ、画像の反応率を上げるポイントはあります。
今回は最低限のポイントを5つ紹介します。
悩みや課題を分析(直接的な悩み)
ユーザーに広告画像で訴えることが大事になってくるんですけど。
極端に言えば、「あなたの〜という悩みを解決しておあげますよ〜」ということを伝えればいいわけです。
それを行うためにも、しっかりとしたターゲット分析が必須になります。
ターゲットがどんなことに悩んでいるのかを具体的にします。
そして、悩みが分析できたら、できるだけ直接的な悩みにフォーカスします。
「集客できない」という悩みよりも、「ブログで集客できない」というように、1つの分野に落とし込んで、具体化していきます。
先入観を崩す
どこかで聞いたことがあることや、誰かに口を酸っぱくして言われていることを、今さら言われても誰も反応してくれません。
その人にとって、当たり前の情報は響かないんですね。
広告の画像で興味を持ってもらうためには、ターゲットの期待を裏切る必要があります。
ターゲットの期待を裏切る方法は
1.ターゲットの先入観を設定する
2.先入観へ反論する
いままで思っていたことと違うことのギャップに人は興味を持つので、先入観をしっかり定義することが大切です。
ベネフィットを具体的に
ベネフィットというと少し考えにくいので、わかりやすく言うと
「ターゲットにとってどんな良いことがあるか」ということです。
ターゲットの頭の中に明るい理想の未来が浮かぶように表現してあげます。
例えば
「Facebook広告で集客できる」
よりも
「Facebook広告で、ブログをしなくてもに毎月10人集客できちゃう」のほうが遥かに魅力的です。
広告っぽさがないか

広告とわかっていてクリックする人は少ないですよね。
これは、人の意識として「広告=売り込み」という考えが根付いているからです。
なので、いかに広告らしさを消すかが攻略のポイントです。
あなたらしさを表現する
その他大勢の中で埋もれないためにも、あなたの世界観を表現させることが大切です。
ポジショニングや差別という言葉もありますが、どこが他と違うかを画像で表すことが理想的ですね。
「なんとなくコレ好きなんだよね〜」と思ってもらえるように世界観を出していきましょう。
あなたらしさが定着すれば、価格競争からは脱却できますね。
Facebook広告の画像の作り方
さて、いよいよ画像を用意する方法について解説します。
画像を用意する方法は、たくさんありますので、順番にやっていきましょう。
自分に合った方法で手軽に始めてみてくださいね。
無料画像をそのまま使用する
まずは、無料画像をそのまま使用するという方法があります。
無料で商用利用が可能な素材サイトの紹介もしていきますね。
無料ストック画像
1つ目は、Facebook広告の操作画面内で完結する方法です。
Facebook広告の設定をしていくと、無料ストック画像を選択できる画面がでてきます。ここでは海外の有料サイトを無料使えるという便利なことができます。
この具体的な設定手順はFacebook広告にはどんな種類があるの?
FB広告の設定から配信までの10の手順を参照ください。
無料の写真 – Pixabay

https://pixabay.com/ja/こちらは多くの人が使用する、無料のストック画像サイトです。無料でこの質の高さは驚きですよ!
Free stock photos · Pexels

https://www.pexels.com/海外のサイトですので、キーワードは英語で入力する必要がありますが品揃えは多いです。簡単な英単語で検索を行えば、自社のイメージに合わせた画像が探せますよ。
Free Stock Photos · Search 40+ sites with LibreStock

http://librestock.com/
Librestockの便利なところは、複数の画像ストックサイトを横断検索できるということです。
Librestockを使えば、一発で画像にたどり着けます。
Stock Up – 13,000+ Free Stock Photos

自分で画像を作る

続いては自分でFacebook広告に使用する画像を作るという方法です。
画像を作るというと、専門的なスキルが必要と構えてしまう人がいますが、大丈夫です。
初心者の方でも簡単にできるので、 最初はシンプルなもので問題はありません。はじめは、私もKeynoteで作成していましたよ。
Pixlr editorで作る
画像の作り方2つ目は、Pixlr editorというサービスを使用して画像を作成する方法です。
https://pixlr.com/jp/
こちらはオンライン上でしか作業はできませんが、初心者にも優しい使い勝手ができるサービスです。
少しPhotoshopに似ている仕様ですが操作はとても簡単な操作性です。
ぜひ、やってみてみてください!
(注)Pixlr editorでは一箇所だけの文字サイズや文字色変更ができないため、サイズや色を変えたい部分は新たにテキストレイヤーを作り、対処してください。
広告画像をテストする方法
テストの重要性
ここまで、Facebook広告では画像がとても大切という事に加えて、画像の具体的に用意する方法について見てきました。画像は簡単に用意できるんですね。無料ストック画像を活用すれば、自分で作る必要はないでからね。
画像は手軽に用意できる
ということは何を意味すると思いますか?
そうなんです、だからたくさんの画像をテストして、本当に成果の高い画像を調査してほしいんですね。
このテストの考え方は、マーケティングにおいてどの段階でも必須です。
仮説→検証というやつです。
私もこれまでたくさんの画像を制作しテストしましたが、正直言って正解はわかりません。
もちろん、後に検証や原因分析を行い、それなりに法則性は探ります。
しかし、実際は配信してからのユーザーの反応次第といったところです。
ユーザーの方に答えを数字を通して教えてもらうんですね。
画像の絶対的な正解を探すよりも、テストをして自分で正解に近づくスキルのが遥かに重要です。
ここでは、基準となるFacebook広告画像の数値について簡単に解説します。
1つの指標として参考にしてください。
広告画像のテスト方法
では、どのようにFacebook広告の画像のテストを行えば良いのでしょうか。
Facebook広告を配信したらまず確認するべきポイントについて見て行きましょう。
画像は6枚設定する
Facebook広告では配信する画像を最大6枚まで選択できます(2021年3月現在)。
ですので最大の6枚を設定します。
どんな画像がクリック率が高いのかということを早く知るためにも、テスト対象は多いほうが効率的です。

確認する数字
数字というと苦手意識を持つ方が多いですが、広告画像の成績を把握するための数字はとても簡単です。
主に見るべきは以下の2つです。
・リーチ数
・クリック率
リーチ数というのは、どれくらいの人に広告が届いているかと言う数値です。
リーチ数が500となっていれば、その広告は500人に表示されたということになります。
クリック率というのは、そのリーチした人数の中でクリックしてくれたユーザーの割合です。
もちろん高いことに越したことはないですが、3〜5%であれば優秀です。
1つの基準として、300リーチで4%のクリック率があれば、その画像がずっと使うべきです。
とても反応が良いといえます。
最初は6枚の画像でテストを行い、上記の基準に基づいて画像の精査を行ってください。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
Facebook広告でとても大切な要素である画像についてお話しました。
Facebook広告の基本的な理解は以下の記事が参考になります。
(参考:フェイスブック広告の設定から配信までの10の手順を公開)
❶Facebook広告において広告の画像はとても大切
❷画像を用意するには無料のストック画像サイトを利用するか、自分で作る
❸画像の絶対的正解は無いので、テストを繰り返す
ぜひ画像のクリック数を増やし、まずはランディングページに誘導するという戦略ではじめてみてください。
母数を集めてから数値化を行い、ランディングページを最適化するという順番がおすすめです