HPの反応がない原因①「読まれていない」への3つの対策
前回の記事「「集客できない時」「売れない時」に確認するべき3つポイント」で、お客さんからの反応を取るためには、3つの壁を超えることが大事って話をしました。
何度も言っていますが、一番大事なのは「読んでもらう(Not Readの壁を超える)」ことです。
これ、当たり前のようですが、意識しないと実はめちゃくちゃ難しいんです。
あなた自身が読み手の立場に置き換えるとよくわかるはずです。例えば、ポストに大量に入っているチラシを一枚一枚じっくりと丁寧に読みますか?
読みませんよね。ほとんどのチラシは1秒チラ見だけでゴミ箱行きです。
読まれなければ、あなたが何時間も何日もかけてヘトヘトになりながら、一生懸命に書いた文章がまったくの無意味になってしまいます。
さすがにそれは泣けますよね。

ということで、今回は「読まない(Not Read)」の壁の超え方をご紹介。なお、この内容の詳細な解説はこちらでもしています。(動画付き)
見込み客(読み手)の大原則
ではまずは、見込み客(読み手)の大原則を覚えておきましょう。
それは
- 見込み客はあなたに興味がない
- 見込み客は文章を読むことが面倒
- 見込み客は自分にメリットがあることにしか興味がない
という点です。これはあなた自身に置き換えて考えてみると、すごくよくわかると思います。
- あなたは赤の他人のセールスに興味がない
- あなたは赤の他人が書いたダラダラとした細かい難しい文章を読むことが面倒
- あなたは自分にメリットがなさそうな文章には興味がわかない
じゃないですか?
じゃ、どうすればよいかと言うと、これらをすべて潰していけば良いんですね。ザッツシンプル。
「読んでもらう」ための3つの対策
対策としては3つです。
- 読みやすくする
- 理解しやすくする
- 読みたくなるようにする
それぞれ解説していきます。
対策①読みやすくする
文字をデザインする
文章全体の見かけをデザインし、読みやすくします。
チラシなどの場合は、スペースの問題があるので、ある程度の限界がありますが、ホームページやブログやSNSなどのWeb媒体は基本的に無制限です。とにかく徹底的に読みやすくデザインしましょう。
とくに改行が少ないのとかは読む方には拷問です。
- 「、」「。」をしっかりと、こまめに入れる
- フォントの種類やサイズや色
- 装飾を使う(見出しや太字や下線等)
- 改行をしっかりと入れる
- 一文の長さを長過ぎないようにする
専門用語を減らす
素人のお客さんは、難しい専門用語を言われても、ほとんど理解できません。というより、お客さんは勉強目的じゃないので、ほとんど興味がありません。
また、脳の構造上、知らない言葉が乱発すると、読むこと自体に対して無意識に拒否反応を起こします。
- 成分名
- 技術名
漢字・英語を減らす
こちらも難しい専門用語と同じ。難しい漢字の乱発や、意味のわからない英語はできるだけ使わないようにしましょう。
自分が読むことができても、ペンでその漢字を書けないなら、その漢字は基本的にNGです。
- パーソナルな提案
➡︎あなたにあった提案・あなたにピッタリの提案 - 多数の・沢山の
➡︎たくさんの - RESERVE
➡︎予約
口語調を活用する
「」を使ったり口語調を意識すると文章が読みやすくなります。また、あなたが文章を書く時も、堅苦しくなくなり読みやすい文章を簡単に書きやすくなります。
- 「うわ、肌がボロボロ・・・」
- ◯◯じゃないですかねー?
読み手の頭の中にある言葉を使う
読み手は、自分の頭の中にある言葉や言い回しを見ると、続きを読まざるを得なくなります。
- 「うわ、髪がボロボロ・・・」
- 「うわ、オレってこんなに髪薄かったっけ!?」
対策②理解しやすくする
専門用語を減らす
素人のお客さんは、難しい専門用語を言われてもほとんど理解できません。というより、お客さんは勉強目的じゃないので、ほとんど興味がありません。
また、脳の構造上、知らない言葉が乱発すると読むこと自体に対して無意識に拒否反応を起こします。
- 成分名
- 技術名
小学生にもわかる内容・表現にする
専門家が書くと「簡単に」と意識しても、どうしても文章が難しくなりがちです。一度プロになってしまうと、素人の基準に戻すのはとても難しいんです。
そこで目安として「小学生にもわかるか?」を基準にしましょう。それくらいの気持ちで書いて、ちょうど良いくらいの難しさになります。
- Googleのアルゴリズムのアップデートにより検索結果の順位が下がりアクセスが減少しお困りではありませんか?
➡︎「Googleの順位が下がっちゃった汗」と困っていませんか?
FeatureではなくAdvantageやBenefitを語る
Featureは機能の説明。AdvantageはFeatureによって優位になること(利点)。BenefitはAdvantageによって得られるその先のメリット(理想の未来)。
読んでもらうために大事なことはFearture(機能)だけを語らないということです。
これに関してはとても深い内容で重要なので、必ず下の参考講義を見ておいてください。
サブヘッド(中見出し・小見出し)だけでも意味がわかるようにする
見込み客が、いきなり上から一言一句をしっかりと読んでくれることはありません。まずは目立つ見出しだけをパッと見て、気になったらその先を読みます。
つまり最初に見られる可能性の高いサブヘッドの内容がとても重要です。ここがつまらなかったり意味がわからなければ、それ以外の細かい文章は読んでくれません。
サブヘッドだけでも意味がわかるようにし、興味が湧くようにしましょう。
対策③読みたくなるようにする
FeatureではなくAdvantageやBenefitを語る
Featureは機能の説明。AdvantageはFeatureによって優位になること(利点)。BenefitはAdvantageによって得られるその先のメリット(理想の未来)。
読んでもらうために大事なことは、Fearture(機能)だけを語らないということです。
これに関してはとても深い内容で重要なので、必ず下の参考講義を見ておいてください。
MeメッセージではなくYouメッセージで語る
自分目線(Me)は単なる紹介や自慢になりがちです。見込み客は自分にメリットのあることにしか基本的に興味がありません。
上でも解説したベネフィットを意識することでお客さん目線(You)のメッセージになり、読まれやすくなります。
ターゲットを明確にし、一人(あなた)に向けて書く
大勢に向けたメッセージは平凡でエッジがなく、心に響きづらく、興味を持たれません。
「え、これ私の事じゃん!?」と思ってもらうことができれば、続きを読まずにはいられなくなります。
そのためにはターゲットを絞り込み、一人に対してを意識して文章を書くことが大事です。
- 集客にお困りの方へ朗報です
「HPを作ればお客さんがザクザク集まりますよ!」と言われて高いお金を払ってHPを作ったけど、まったく集客ができていないあなたは続きをご覧ください
サブヘッド(中見出し・小見出し)だけでも意味がわかるようにする
見込み客が、いきなり上から一言一句をしっかりと読んでくれることはありません。まずは目立つ見出しだけをパッと見て、気になったらその先を読みます。
つまり最初に見られる可能性の高いサブヘッドの内容がとても重要です。ここがつまらなかったり意味がわからなければ、それ以外の細かい文章は読んでくれません。
サブヘッドだけでも意味がわかるようにし、「え、なになに!?」と興味が湧くようにしましょう。
目的に応じて使い分けよう
以上、Not Read対策です。
毎度、言っていることですが、すべてを完璧に取り入れる必要はありません。
まずは簡単にできるもので良いので、数個だけ取りいれてみたり、日頃から意識するようにしてください。
実際にやってみるとわかると思うんですが、それだけでも十分にお客さんや見込み客からの反応が変わってくるので、「おお、読んでくれた!めちゃ楽しい!」と思えてくるはずです。
今回の記事では見込み客の基本ルールとしてポイントをご紹介しましたが、「あえて」ここでのテクニックを使わないという場合もあります。
「いやいや、英語使わないとダッセー」
「うちはそういうスタイルじゃないんで」
「この内容を理解してもらえる人だけお客さんになってくれれば良いんで」
って場合もあるからです。
そこはバランスと好みで調整してください。ただし、その場合は「読みやすさとのトレードオフ(交換)」って覚悟だけは必要です。
例えば、
- 「学ぶため」なので、専門用語や難しい言葉も使う(ただ、できるだけわかりやすく
- でも堅いすぎるのは読むのが苦痛だし、自分も書いていてつまらないので、ある程度は好きなように書く
というルールにしています。
さいごに・・・コピーライティングの世界ではこんな言葉があります。
「1行目の役割は2行目を読ませること」
それだけ「読んでもらう」ことが大事という、金言ですね。
ではまた!