金魚写真家のブログ

結果を変えたければ行動を変えるしかありません。その行動を決めるのが思考。

a male beggar sitting on a ground while holding a help banner

求人で成功する2つのポイント&超大事なプラスα

どうも岩崎です。

今回は求人で成功する2つのポイントについて話をしたいと思います。

ただ私は求人の専門家ではないんですけれども、集客や売り上げで結果が出たクライアントさんからはほとんどの場合次のステップとして求人の相談をされるんですね。

「集客はガンガンできているから、人を入れればいつでも売り上げが上がるのに…」と言う状態でも、人材を獲得できなくてストップしてしまうケースは少なくはありません。

とはいってもやたらと人を雇っても、野党側も雇われる側も不幸になる可能性は高くなります。

人を入れて売り上げは上がったけれど、ストレスが激増している人も少なくないんですよね。

これは私も経験しています。目標の求人の人数を達成させることができたけれども、人数が増えることによってのストレスは必ず増えます。

と言うことで今回は求人について大事なお話をしておきます。

求人も集客と同じで「なめているか」「なめていないか」

求人も集客もマーケティングも結局は「他人に動いてもらうこと」は同じなので、方法論も同じなんです。

まず認識しなければいけないのは「求人は集客以上に大変だ」と言うことなんです。

この前提と覚悟が必要です。

知人の撮影スタジオの経営者に話を聞くと、スタッフ1人の採用コストは100万円位かかるんだそうです。
えげつないですよね。

私の会社の求人コストは1ヵ月80万円かけて4〜5人の本採用でした。これを1年間、新卒採用と中途採用を募集し、1年間で50名の求人目標は達成できました。1000万円近く投資して、50人です。

その分売り上げは上がりましたが、経営者の時間的にも精神的にも、ストレスの負担はかなり大きいです。

さくっと求人ページを作ってさらっと募集かける人が多いですが、そんなんでは勝てないわけです。集客と同等、もしくはそれ以上にしっかりとマーケティングを考えなければいけません。

いつもお伝えしている普遍の公式ですが

成果 = 数 × 率

です。これは求人でも同じ事。

求人応募数=
(A)求人ページを見てくれる人数×(B)ページを見て応募したいと思う確率

なので

(A)求人ページを見てくれる人数

(B)ページを見て応募したいと思う確率

この両方を上げる必要があります。

「(A)求人ページを見てくれる人数」を上げる

これはシンプルに「需要と供給のマッチしているところ」に自分の募集を見せるのが手っ取り早いですよね。

ブログやSNSの投稿をするのも1つの手段としてやっておくのはアリですが、投稿直後に反応がなければ、その後に問い合わせがあるかどうかはほぼ運です。

例えば、スタジオのインストアアカウントに300フォロワーいるとします。

まず、「その300フォロワーのうち何人が写真家なのか?」という問題がありますよね。写真家が混ざっているとしても、その中で「他のスタジオに転職したいと、今この瞬間に考えている人」はかなり少ないですよね。

なので、ブログやSNSに投稿をしても、よほど同業者にフォローされている強いアカウントじゃなければ、ほぼ反応はありませんよね。

ホームページも同じです。求人ページ自体をホームページ内で作っても「他のスタジオへ転職したいと、今この瞬間に考えている人」が見る確率は限りなく低いので、やはり望むような結果が出るかは大きな期待はできないです。

大事なことは「他のスタジオに転職したいと、今この瞬間に考えている人」にしっかりと募集ページを見せることです。

この方法は2つあります。

一つは検索エンジンで「写真家 求人」などで検索をしている人に、リスティング広告で募集ページを見せること。

ただし、これは「検索されないと見せられない」ので広告を見せられるターゲットが少ないうえに、人材系は競合が強すぎるので当然、単価も高くなります。(リスティング広告はオークション単価だから)

もう一つは、王道で求人サービスを使うこと。

お互いの需要と供給が集まる場所なので、マッチング率は高く効率的です。マーケティング的(成果を得る)にはマッチ度が高いところに見せるのが基本ルールです。

・HPへの投稿
・SNSへの投稿
・ブログへの投稿

これらはやっておくに越したことはないですが、これだけで成果を期待するのは理屈上からも無理があるということは覚えておいてくださいね。

「(B)ページを見て応募したいと思う確率」を上げる

これも集客と同じように、結局は「そのスタジオで働きたい」と思ってもらえるかどうかがすべてです。

私たちも同じですよね。どんな媒体で宣伝されようが何回も宣伝されようが、おいしそうだと感じないラーメン屋にわざわざ行こうなんて思わないはずです。

同じように、どんな媒体で宣伝されようが何回も宣伝されようが、働きたいと感じない職場で働きたいなんて思いません。

ほとんどの求人ページは、アピールを一切してなくて、単なる募集要項を書いているだけです。

売り手市場であれば、働く側は選び放題なんですから、わざわざよくわからない店に応募する義理はありません。

フォーマットが決まっている場合は、書ける内容も限界があると思いますが、気になるお店であれば詳細を調べますから、かならず独自のしっかりとアピールした求人ページは作っておきましょう。

ブログでもペライチでも、何でもOKです。

「理念・想い・情熱・こだわり」

そして超超超超超大事なポイント。

求人ページでも必ず「 理念・想い・情熱・こだわり」を入れてください。これも集客とまったく同じです。

「 理念・想い・情熱・こだわり」を出していなければ、それに共感をしていない人材が集まります。

雇われる側からしても後から言われても「いや、そんなの聞いてないし」「はじめて知ったし」という感じになっても仕方ないです。

集客でも同じですが、大事なのはとにかく入口なんですよね。あとから人の性格や生き方や価値観なんて、そう簡単に変えられるものじゃないですから。

最初にも言いましたけど、採用後にこのズレで苦労する方は本当に多いです。

一緒に何年も働く仲間なので、集客以上にしっかりと「 理念・想い・情熱・こだわり」を打ち出し、自分に合う人が応募してきてくれるようにできるだけ最善の対策をしておきましょう。

もちろん最終的に大事になる要素は、労働条件なので、「理念・想い・情熱・こだわり」を打ち出せば良いってわけにはいきませんけど、のちのちのズレを無くすためには「うちはこういうスタンスです」というのは最初から見せておくのが大事です。

偉そうに言ってきましたけど、私はこれからは社員を雇わないと決めているので、人事のことで悩みがあっても失敗してきても、社員を雇っている人を尊敬しているんですけどね。それはもう、私にはできないことなので。

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いわさきじゅん

いわさき写真教室 主宰。主に写真家、ひとり経営者向けにマーケティングなどを教えたりしています。

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