金魚写真家のブログ

結果を変えたければ行動を変えるしかありません。その行動を決めるのが思考。

blue and white logo guessing game

僕らはそれに抵抗できない

どうも、岩崎です。

本来は苦手なSNSをやったことでスマホやSNSを見る頻度が増えすぎたなぁと思ったので、最近は意図的にスマホとSNSの使用を控えてました。

スティーブ・ジョブズが自分の子供にiPadを使わせなかったのは有名な話だし、Facebookが中毒性を持つように設計されていることも有名な話。

SNSもガジェットも基本的に「依存」「中毒」にさせるように設計されてるんですよね。

こえー。

そのあたりの詳しい話を知りたい方はこちらをどうぞ。アフィリエイトじゃないので私は儲かりません。

■僕らはそれに抵抗できない

とは言え現代人がビジネスをするには、インプットもアウトプットもSNSを使わざるを得ないことも多いから、このバランスは難しいですよねえ。

何とも因果なもんで。

ただ私はストレスになることはやりたくないんで、バッサリ捨てて、SNSをほとんど見ない生活を最近続けてました。SNSもスマホも自分が問題ないと思っている人は使いまくれば良いと思いますが、私はスッキリしたんでやって良かったです。

さてさて、今日の本題です。

SNSを更新していないこの期間は、ビジネスの仕組み化のアップデートをしていました。

コロナで少し状況も変わりましたしね。

ということで今回は

「私がどのようにビジネスを考えて設計しているのか?」

という話をしたいと思います。

例としては私自身のものをご紹介するんですが、考え方としてはこれは写真家でも他の事業でもまったく同じなので、ぜひご自身のビジネスに置き換えて聞いていただけたらと思います。

さっきお話したように、ここ数週間はSNSもメルマガもブログもほとんど更新をしていませんでした。

インスタをちょっとやってたくらいですね。

これって普通に考えたら、いわゆる世間で言われる「集客」「販促」「営業」活動を停止した状態です。

だけど、この期間の集客数はまったく減ってませんし、ありがたいことにむしろ増えています。

更新をストップした影響はほぼ0です。

なぜそれができるかというと、その答えはもう本当にひとつで「ゴールから逆算して全体最適しているから」これがすべてです。AppleやFacebookが、ユーザーが依存症になるように最初から逆算して設計をしているのとまさに同じですね。「当たり前じゃん」って思われるだろうことを言ってしまいますが、

  • (1)ゴールから逆算して、ゴールにつなげるようにしていればゴールに近づく
  • (2)ゴールから逆算していなくて、ゴールにつながるようにしていなければゴールに近づかない

この2つの原理原則は、タトゥーを彫って常に視界に入るようにしても良いくらい、めちゃくちゃ大事です。

例えば私の中で決まっているゴールの一つに「パートナーや外注はOKだが社員は雇わない。1人でビジネスをする」というのがあります。

だけどそれは、売上が増えなくても良いというわけじゃないですよね。

このゴールから逆算すると、私のミッションは

「必ず自分の時給を上げないといけない」

ということです。

1人で働くってことはマンパワーのレバレッジを効かせられません。

つまり自分自身の時給をあげない限り、仮に売上が増えたとしても、時間的余裕も利益の余裕も生まれないってことになります。

そして1人ビジネスの場合、売上のアッパーは時給で決まります。

例えば時給5,000円であれば、月商100万円にするには200時間の労働が必要です。

月商200万円にしたければ、時給5,000円のままなら400時間の労働が必要です。

ちょっと現実的じゃないですよね。私もアルバイト時代は300時間オーバーとかやってましたけど、めちゃくちゃしんどいし、そのあたりがギリギリですもんね。

つまり時給5,000円なら、絶対に月商200万円は無理で、めちゃ頑張っても150万円がアッパーということです。

逆に時給が1万円になれば、100時間の労働で月商100万円達成です。

200時間働けば月商200万円ですね。

時給3万円なら33時間で月商100万円達成です。

200時間働けば月商600万円ですね。

こうやって時給で大きく結果は変わってくるわけです。

時給=入るお金÷使う時間ですから、時給を上げるには・得られる単価を上げる・使う時間を減らすこのどちらかが必要です。

対策は色々な方法がありますけど、例えば商品設計なんかは命になりますよね。

「1万円の商品」であれば手に入るのは1万円ですし、「2万円の商品」であれば手に入るのは2万円です。
(すごく当たり前のこと言ってますが大事です)

「訪問しますと言っている商品」であれば訪問しなくちゃいけないですし、「訪問しませんと言っている商品」であれば訪問しなくても良いわけです。
(すごく当たり前のこと言ってますが大事です)

「全員に同じものを提供できる商品」であればお客さんが何人でも労力は同じですし、「全員違うものを提供する商品」であれば、人数分の労力が必要です。
(すごく当たり前のこと言ってますが大事です)

これは集客に関しても考えなくちゃいけません。

私はビジネスを2つのフェーズで考えてます。

(1)集客段階
(2)サービス提供段階「使うリソース(時間・労力など)」は
この2つのフェーズの合計で決まります。

リソースは上限がありますから、ビジネスを維持するためには分け合うしかありません。

例えば使えるリソースが100なら、それを均等にわければこうです。

(1)集客段階:50
(2)サービス提供段階:50ちなみに職人さんに多いのが、こういうパターンですね。

極論ですが。

(1)集客段階:0
(2)サービス提供段階:100良いサービスを提供しつつビジネスを維持するためには、集客の方での時給(効率)アップはマストなわけです。

そうなると集客の手段も、ゴールから逆算して考えなきゃいけなくなりますね。

  • 無料で集客するべきなのか?
  • 有料で集客するべきなのか?
  • プッシュ型で集客するべきなのか?
  • プル型で集客するべきなのか?
  • 仕組み化を優先するべきなのか?
  • アクティブ性を優先するべきなのか?
  • メールを使うべきか?
  • LINE公式を使うべきか?
  • 1ステップマーケティングをするべきか?
  • 2ステップマーケティングをするべきか?
  • 数を重視するべきか?
  • 質を重視するべきか?
  • セールスは早めにするべきか?
  • じっくり教育してからするべきか?

私は常にこれらをゴールからの逆算で決定しています。

そうじゃないと、一見ひとつひとつの要素に成功しているように見えても・・・それは実はゴールに近づくどころかゴールから遠くなっていることになっているケースもあるからです。

例えば、理想のゴールに行くには時給を上げなくちゃいけないのに、毎日ブログ更新で3時間も使ってしまっていたらどうでしょう。

仮に集客できていたとしても、それは実はゴールからは遠ざかっていますよね。

そして、もう一つ大事なポイント。

ゴールに行くってことは、マラソンで言えば42.195kmを完走しなくちゃいけないってことです。

どんなに速くても、10kmだけしか走れないんじゃ意味がないですもんね。

ビジネスは短距離走じゃなくてマラソンです

世間の多くの情報は「●●集客」という手法ばかりにフォーカスされ、それに手を出す人が多いですが、重視するべき大事なのは「それって続けられるのか?」ってことです。

仮に「●●集客」で月に3名集客できるようになったとしましょう。

でもその方法を選択するってことは、それと同じ作業と時間を今後何年もずっと続けられなきゃいけないわけです。

そして月に倍の6名集客したい時に(単純計算ですが)その作業量と時間を倍にできるのか?ということです。

私は「最初の一週間や一ヶ月でもやってみて、この先も続けるのは無理だなと思ったら捨てましょう」ということをよく言います。

その段階でキツイなら、どう考えてもその先も続けることはほぼ無理ゲーだからです。
(一時的な手段として自覚してやっている場合はアリです)

だからこそ「やっていることが自分の目指したいゴールに向かっているか?」を常に確認することが大事です。

あくまで大事なのはゴール

ゴールを見て全体最適が考えられるようになると、めちゃくちゃメリットだらけです。手法もいくつでもあるし、やっちゃいけない手段も見えてきますし、選択肢も増えます。

逆に言えば、やらなくても良いこともめちゃくちゃ増えるってことです。

だから私はSNSにもSEOにもYoutubeにもこだわってません。

アクセス解析の直帰率とか滞在時間とかも、まったく気にしたことありません。

ゴールを考えた時の優先順位としては圧倒的に下位で(私にとっては)めちゃくちゃどうでもいいんで、面倒なので気にしたくないしやりたくないんです。

こういう感じでビジネス設計をしていくと、着実にゴールに近づき、かつリソースに余裕ができてきます。

もちろんこの浮いたリソースがお客さんへも還元できます。

  • (1)集客段階
  • (2)サービス提供段階

この(2)への配分を増やせるからです。

例えば写真教室のお試し版の無料相談の感想を見てもらえば、いかに私がこのサービスに魂込めて力を入れているかよくわかると思います。

相談時間は30分と言っていますけど、実際はほぼ全員大幅にオーバーしています。

長い人だと90分くらいだったりもしています。

アドバイスする内容も、相談前に徹底的に考えます。

だから、お一人に使う時間は実はかなり長いです。

普通に考えたらまったく割に合いません。

でもそれができるのは結局は集客段階フェーズに使う時間が少なくて済むのと、その後に写真教室に入ったりコンサルティングに入っていただけるっていうビジネス設計があるからです。

ボランティア精神だけなら、絶対に心折れてやめてます。

自分が我慢をしていないからこそ、最高のサービス提供ができるわけです。

まとめると、自分の理想のゴールを達成するにはゴールからの逆算が必要です。

もし今「なんか良い感じに進んでないなー」って場合は、一度ゴールを確認してもらうとう良いかも知れませんね。とくに・忙しい割には、ぜんぜん楽になってない。・今やっていることで未来が良くなるイメージがわかない。・毎日淡々とやっている作業が苦痛。

って場合は、実はゴールに向かっていないケースがほとんどですんで。

それでは。

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いわさきじゅん

いわさき写真教室 主宰。主に写真家、ひとり経営者向けにマーケティングなどを教えたりしています。

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